選挙ですね。
投票行きました?
どうもね、投票率が低いのは、若者が国の政治に関心を持たないからだ!みたいな風潮になってますが。
個人的には、関心を持たれないくらい、国の政治がつまんないのが原因だと思うわけですよ。
今回の選挙のCMでも、サッカーの試合か何かでみんなが白熱してるところに、
「スポーツだけですか?日本に関心を持てること」
みたいなフレーズで、投票を呼びかけるっていうのがありましたが。
あれも、ちょっと履き違えてる感じがします。
サッカー、バレー、柔道などなど。
試合が放送されて、みんなが白熱する。
関心を持つ。
これって、その試合が面白いから、みんな関心持つわけですよ。
だってさ。
オリンピックや世界規模の大会をやってる、他の試合もめちゃくちゃあるわけでしょ?
例えば、重量挙げ。
あれをTVのゴールデンで放送して、みんなでTVの前で、「ニッポン!ニッポン!」って叫んだり、会場で頬に日の丸をペイントしたサポーターが熱狂的に応援したりしますか?
(※決して重量挙げを非難してるわけではありません。
)
用は、みんなが熱中できるものって、それなりにみんなを惹きつける“何か”があるからこそ、みんな熱中するわけですよ。
それが、今の政治には無い。
そう思われます。
と、個人的な意見は置いといて。
「選挙」と聞くと、必ず思い出すことがあるんですよ。
あれは、高校時代。
高校生の「選挙」というと、生徒会執行部の選挙というものがありました。
うちの学校の場合は、立候補した候補者たちが、ちゃんと1週間だったか2週間くらいの選挙活動をして。
ちゃんと推薦者という名のサポーターたちが、候補者を支えて、例えば校舎の前で挨拶運動を展開したり、教室で公約を熱弁したりと、さながらほんとの選挙っぽいイメージがありました。
基本的には、立候補するヤツは、高校2年で、学年でもちょっと面白おかしいタイプが数名、マジメが数名という、絶妙なバランスで成り立っていたわけです。
そして、推薦者は、3年生の後輩からも人気があるような面白い先輩か、めちゃくちゃ恐れられてる怖い先輩がやるというパターンが王道でした。
で、ある年。
自分達が3年になり、生徒会の選挙が行われる時期になり、SIGの友達でも、何人かが後輩の推薦者として、応援をしたりしておりました。
選挙の投票当日は、体育館に全校生徒が集まって、舞台の上で最後の演説。
で、その後に投票という段取りになっていて。
何人かの候補者たちが、至極まともなことを言うわけですよ。
「良い学校にします!」とかね。
もう、みんなあくびもの。
誰も関心が無い。
直接の友達や、選挙を手伝ってる推薦者たちは、めちゃくちゃ盛り上がってるんだけど、投票する生徒たちは関心ほぼゼロ。
誰が生徒会長になっても大差ないしーと、かなりボーっと演説を聞いてたわけですよ。
特に、3年のSIGたちにはその傾向が顕著で、どうせ誰が執行部に入ろうが、自分たちは卒業するんだし・・・と。
もう、今の日本の政治に対する関心度なみでした。
いや、それより低かったかも。
候補者も半分以上が演説を終え。
次の候補者は、SIGの友人が推薦者をやってるヤツ。
これくらいはマジメに聞くかと、前を見てみると。
・・・あれ?
推薦者をやってるはずの友達が、舞台にいない。
そういえば、同じクラスだけど、午後から一度も姿を見ていない。
朝は一緒に登校してたので、午前中は間違いなくいた。
でも、午後は見ていない。
体調でも崩して保健室に行ってるのかな?と思いながら、候補者の演説を聞いてました。
候補者の演説も終わり、一応の拍手が起こった、その直後。
ガタンッ!
と音がして、舞台の下の、普段は椅子を格納しておくスペースから、勢い良く何かが飛び出す!
そう、あれは友人だ!!
いきなり出てきたかと思ったら、旗を持って、すごい勢いで走り抜けた友人。
生徒はみんな、何が起こったのかと、事態が把握できずにポカーンとしてました。
が、その直後からざわめき。
そもそも、舞台の下のスペースには、友人が飛び出してきた扉以外、出入り口はありません。
そして、全校生徒が集まって、演説を聞き始めてから、すでに1時間近くが経過していて、その間誰かがそんなところに入ろうとしていたら、間違いなく先生に止められる。
大体、全校生徒も、一気に集まるわけじゃなく、徐々に集まってたはずだから、誰かに見られたらこの計画は成立していない。
そして、友人の姿は午後からずっと見ていない。
・・・ということは。
間違いなく、ヤツは昼頃から、夕方の選挙まで、ずーっとそのスペースに隠れていたことに!!
ただ、選挙当日に、旗を振って、叫びながら駆け抜けるためだけに!!
マジメーな選挙のはずが、わけのわからないパフォーマンスで会場を沸かせた友人。
もちろん、候補者はぶっちぎりで当選ですよ。
そして、それ以降。
選挙活動は、笑いを取ったもの勝ちという風潮になり、選挙は非常に愉快なものになった・・・らしいです。
実際の選挙も。
何が起こるか!?っていうくらいのハプニングと。
国会も、めちゃくちゃ笑えるようなバラエティ性があれば、絶対関心は上がるはず!!
神聖な国会に!!なんて言葉を言うヤツがいたら、そんなヤツは落選させろ!
時代が変わり、国が変わってきたのに、政治はそのままで行こうとするから、今みたいなグズグズの政治になるんだ!!
これからの世の中。
笑いを取って、みんなを笑顔にする。
そんな政治って、素敵じゃないですか?
どうせ、誰が舵を取っても、今の日本なんて、グズグズなんだからさ(^^;
あー、そんなこともあった(笑)
でも、政治に関しては今でもそう思う。
面白ければ良いって言うわけじゃないけど、みんなが笑顔になれるような政治をして欲しいなぁ・・・
2007年08月31日 00:33 追記