夜寝る直前に、30分くらいねとらじをやったんですが。
急遽気が向いてやったんで、聴いてもらえるかどうかもわからなかったんですが、聴いてくれてる人が結構いて、うれしいやら、びっくりするやら・・・。
少しずつ慣れて行きますんで、もうしばらくテスト放送にお付き合いください。
それにしても、台風が凄かった。
みなさんのところは大丈夫でしたか?
名古屋も、かなりの風が吹きまして。
ラジオでも話してたんですが、うちのベランダ、ペットボトルが置いてあったんですが、それが倒れて散らかったらしく、うるさくて・・・。
周りの住民の方々にも迷惑をかけたことでしょう(^^;
いや、片付けろよ!ってことなんですけどね。
はぁ・・・。
それにしても、台風ですよ。
台風って、一種不思議なテンションがありませんか?
何か、お祭り騒ぎというか・・・。
特に小学生の頃とかなんかは、台風 = 学校休み!っていう感じで、大きな台風が来るとなると、大喜びしたもんです。
農家のみなさん、ごめんなさい・・・。
でもね。
何か世間も台風っていうと、どこかお祭り騒ぎのような熱気に包まれると思うんですよ。
ほら、台風が来てるってことで、学校が早く終わったりとかして。
うちに帰ってくるじゃないですか。
そうすると、アレですよ。
親が、二人して家の雨戸を閉めたりとか、倒れそうなものを予め倒しておいたり、倒れないように補強したりとか。
で、さらに停電になっても良いようにとかって、普段は見ることの無い蝋燭とか、懐中電灯なんていうアイテムが、デデン!と登場してみたり。
さらにさらに、停電になったら困るからとか言って、母も早めに晩ご飯なんか作っちゃったりなんかして。
もう、してることだけ考えたら、どこか旅行に行く!とか、キャンプの準備!とか、そんなノリですよ。
今ならわかるけど。
親も必死だったんだろうなー。
子供心にはしゃいでたら、よく怒られたもん・・・。
で、親に怒られないように、2階で遊んでたりしたんですよ。
うちの実家、2階建てで、上に子供部屋なんかがあったりしたんで。
妹・弟と仲良く(?)上にいたんですね。
でも、やっぱりテンションも上がりまくってるわけですし。
とにかくはしゃぎたい!!
そう思ったバカ兄弟は、なぜかそのまま、2階でかくれんぼなんかをはじめちゃったわけですよ。
まぁ、当時はまだ幼かったっていうこともありますが。
それにしたって、2階という限られた場所では、隠れられるところなんて限られてるのに、それでもテンション上がってたから、楽しくて楽しくて。
鬼を交代しながら、しばらく遊んでました。
ちょうど、SIGが鬼をしていたときです。
2階だったとはいえ、やっぱり子供がドタドタ駆け回り、キャッキャと騒ぐもんですから、うちの親父の怒りが爆発しまして。
思いっきり叱られ、かくれんぼが中止になったんですよ。
ちょうど、そのとき横にいた妹と一緒に怒られ、とにかく2階の窓のカギを閉めて、下に降りて来い!といわれまして。
妹と二人、さっきまでのテンションとは打って変わって、ブルーのどん底ですよ。
これから説教されちゃうのかなーとか思いつつ、自分の部屋、親の部屋の窓という窓のカギを全部閉めて、台風にしっかりと備え、さらにカーテンも引いて、下に降りて行ったんですね。
で、親父にしっかりとお説教されちゃうわけですよ。
多分、親父も台風でテンションが上がってたんでしょうね。
いつも以上にスパークして、大説教。
こっちはさっきまでのテンションとの落差で、もう半泣き・・・というか、泣いてたかもしれない。
まぁ、うちの両親は、結構飴とムチを得意としてたみたいで。
親父が雷を落とせば、母親がフォローしてくれるっていうパターンだったんですよ。
なので、大説教くらったあとは、母親になぐさめられ、先ほど頑張って作ってたご飯を食べるってことになったんですよ。
先ほども書きましたが。
親父もテンションが上がってたんですよ。
そして、母親も。
やっぱり、台風って、どこかお祭り騒ぎ。
ご飯を食べ始め、少し経ったところで、気づいたんですよ。
(あれ?弟がいない・・・)
うん、まぁ、ぶっちゃければ、ほんとは結構早い段階で気づいてたんですが。
わざわざ説教されるのに呼ばなくてもいいかなー?とか思ったり、親父も弟を呼ぼうとしなかったから、いいのかなー?って思ったりと、考えないようにはしてたんですが。
明らかに弟の姿が無い。
それには気づいてたんですが。
そこはそれ、兄弟が3人もいると、どこか卑しく育つものです。
ほら、弟1人いないと、好きなおかずの競争相手が減るし(笑)
見て見ぬフリ、気づかぬフリですよ。
「ねー、弟がいないよ?」
あ、バカ妹が気づきやがった!
言われて初めて。
冷静になったのか、うちの両親も軽く慌てたように、SIGに聞いてきます。
弟はどうしたのか?と。
いや、どうしたもこうしたも、一緒にかくれんぼしてたよ。
今頃は、1人で2階で隠れてるんじゃないのか?と。
もしくは、昼寝でもしてるとか。
まぁ、それくらいに考えてたんですよ。
大体、SIGたちが説教されてる間でも1時間くらいありましたからね。
その間、降りても来ないわけだし、そう考えるのも当然じゃないですか。
で、一応2階に探しに行ってみたんですが。
どこにもね。
いないんですよ。
自分の部屋にも、妹の部屋にも、両親の寝室にもいない。
あとは2階なんて、トイレくらいしかないけど、ここにもいない。
うーーーんと思ってると。
ぅゎぁぁぁん
ん?
どこからともなく泣き声が???
で、まぁ、これもすぐに気づいたんですが。
どうやら、うちの弟。
外は大雨と暴風吹き荒れる中。
ベランダに締め出し喰らってたらしい(笑)
ほら、親父にカギ閉めろって言われて、窓という窓のカギを閉めちゃったからさ。
かくれんぼでベランダに隠れてたらしい弟は、完全に締め出されてしまったわけで。
外はどんどん風雨が強くなるし、誰も探しに来ないし。
そろそろ戻ろうと思っても、窓が開かない。
これは困ったと、パニックになって、泣き叫んでも、外は既に台風のさなか。
誰も気づかず、親父はスパークして説教してたし、母親は鼻歌なんて歌いながら、料理してたわけで。
うん、あれは兄として、ちょっと失格だったかも・・・と、今なら素直に謝れる。
ような気がする。
台風が来ると思い出す。
ベランダでびしょぬれになりながら、顔をくしゃくしゃにして泣いてた幼い弟の顔と。
そして、それを見た瞬間に、大爆笑してたうちの親父の姿。
もう、抱腹絶倒っていうくらい、本気で大爆笑してた。
大丈夫か?の一言もなく、大爆笑。
そして、笑われて、さらに大絶叫する弟。
本気でありえない。。。
うん、うちの親父、絶対父親失格だと思う。
俺、あの親父の息子・・・なんだよなぁ。。。
あー、こんなこともあったあった。
そんな弟も、今じゃ大学院卒業して、某1部上場企業でバリバリ研究員とかやってますからね。
すげーなぁ。。。
それにしても、大人になってから気づきましたが、うちの家って、両親は仲良かったし、親父は適度に厳しく、おかんは適度にボケてましたが優しくて、かなり理想的な家庭だったのだなぁ・・・と。
いや、裏じゃどうかは知りませんが、少なくとも子供の前では理想的な夫婦だったし、親子だった。
ところどころ規格外もありましたが(^^;
恵まれた家庭環境だったんだなぁ・・・。
2007年10月04日 10:30 追記