おもひでぼろぼろ

このHPを、高校の後輩ちゃんが見てるので、あまり母校ネタは書けないんですが、今日はその辺のことを忘れて書いてやろうと思います。
まぁ、他にリアル世界でのSIGを知ってる人でも、この辺に書いてあることについて、厳しいツッコミは避けるようにしてやってください。
温かい目で見守ってやってください。
中学時代から全寮制の学校へ行ったSIG。大学に入ってからも、社会人になってからも、周りに同じような境遇の人は滅多にいないことから、どうやら珍しい体験をしたらしいのですが。
常に親がいない状態。
常時修学旅行のようなもの!
ということで、中学時代はいろいろとはじけたものでした。


娯楽などと呼べるようなものはほとんど存在しない山奥で、それでも友達同士で遊んだり、はしゃいだりして、楽しい時間を過ごしておりました。
特にはしゃいだのは、夜寝る直前のトーク。
修学旅行なんかだと、好きな人の言い合いをしたりするわけじゃないですか。
あれが、毎晩のように繰り広げられてた。
誰が好きだとか。
誰と誰は付き合ってるとか。
付き合ってるやつは、キスはこういうものだとか、偉そうに語ったりしてね。
付き合ったことが無い人間は、それを必死になって聴いたり。
うんうん、青春の一ページだな。
まぁ、そんな話程度で済んでる分には可愛いものなんだけど。
若さゆえの暴走というか、有り余ったエネルギーが、間違った方向に使われたというか、テンションが上がりまくったというか。
ある日、友達の何人かが、「女子寮に侵入しよう」という計画を立ててたんですよ。
うちは全寮制と言っても、男女共学。よく男子校?って聞かれるけど、思いっきり共学です。
で、男子量は普通に建物がいくつか建ってるだけなんだけど、女子寮はやっぱり男子生徒や、外部の変質者の侵入を阻むためか、フェンスで囲まれた中に、高校女子寮と、中学女子寮が隣同士のエリアに経ってたんですよ。
中学男子量は、女子寮エリアの横を通り過ぎて、さらに奥にあったので、部活帰りに女子寮エリアを通っていると、お風呂上りっぽい女子高生の集団がいたりして、それはそれは、今から思えば桃源郷のような世界が形成されていたわけです。
そんな神秘のベールにつつまれた女子寮エリアに侵入しようと計画しているヤツら。
もちろん、先生に見つかろうものなら、停学は必至、退学だってありえます。
そんな危険を冒してでも、行きたい!
中学生男子の、性に関係した衝動は、正直誰にも止められないパワーと勢いがあります。
どんな危険があっても行く。
今でいう、イラクにボランティアに行く人たちの精神とつながるものが、無いわけでもない(^^;
もちろん、見つからないように、計画は慎重かつ大胆に立てられます。
前提条件として、女子側の受け入れ態勢は必須です。
こちらは、内部の情報がほとんどありません。
建造物の構造は、男子量も女子寮も大差がないので何とかなりますが、先生の巡回時間やコースなど、見回りに見つからないようにしなければならない上に、巡回が来たときには、どこかに隠れなくてはなりません。
当然、こんな企画が立てられてる時点で、女子側には協力者がいるものです。
というわけで、第一条件はクリア。
あとは時間・コースなど、先生に見つかりにくい条件を考えて、休日前夜の土曜日の真夜中に決定しました。
まぁ、先生だって、四六時中性との面倒を見てるわけだから、休みの前日くらい気もゆるむだろうし、そんなに真夜中まで警戒してないだろうという、子どもっぽい考えながら、確信をついた計画でした。
計画が決まってからというもの、期待と緊張が高まる毎日。
もう、ドキドキして、夜も眠れないくらい。
遠足前日の子どものようなテンションを、3日くらい続けて。
いざ、土曜日。
うちの学校は、全寮制ということもあって、土曜も普通に授業をやっておりました。
半日だけだけど。
で、午後は部活。
それが終わったら、いよいよ乙女の花園へ!!
もうね、テンション上がりまくりですよ。
晩ご飯が終わって、7時過ぎくらいから、何かテンションあがりっぱなし。
もうね、楽しみで楽しみでしかたがないの。
で、その結果。
連日の寝不足と、早いうちから上げまくったテンションもピークを過ぎてしまって。
10時過ぎくらいに寝てしまいました・・・。
うん、寝過ごした。
他のヤツらは、薄情にも、寝ているSIGをあざ毛笑いながら、女子寮へと侵攻を開始。
計画どおりのルートを通って、何とか女子寮への潜入を果たしたのでした。
うん、すばらしい。
そこまでだったら。
しかし、その後。
進入したヤツらを待ち構えていたのは、卑劣な罠!
何かね、協力者がいるって言っても、それは少数なわけで。
関係ない女子も当然いるわけよ。
全然可愛くない感じで、すっごい真面目?って感じの女子が。
その中の一人が、先生に密告したらしい。
うん、この作戦は、結構前に、全部的に筒抜けだったんだ。
そんなわけで。
翌朝、目を覚まして後悔しているSIGの周りには。
坊主頭にされて、反省文を書かされてる裏切り者がいたわけだ。
・・・良かった?、行かなくて(笑)
まぁ、その後も、中高合わせて6年間も生活していたので。
何度か女子寮に忍び込むチャレンジャーが出ましたが。
時には成功し、時には失敗し。
失敗したヤツらは、停学になったり、退学になったりしたわけです。
それでも。
きっと、そこに女子寮がある限り、我が後輩たちは、今も日夜侵攻しようと、さまざまな計画を練っているに違いない!!
まぁ、犯罪行為だけどな。

この頃には、もう「後輩ちゃん」の呼び名が使われてる(笑)
そんな後輩ちゃんも、今では人妻ですよ。
母校は今では大分様変わりしました。
寮生活ですが、大部屋制ではなくなり、完全個室制へ。
時代の流れか、進学校になっているようです。
心学校でさえあれば、進学校なんかじゃなくても、良いと思うんだけどなぁ。。。
2007年08月30日 00:15 追記

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